そこにきみはいて 観てきたんだけど

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めちゃくちゃ切ない映画でしたぁ…

今回、あらすじでネタバレがあるので、ネタバレあり線引いてませんので、ご了承の上ご覧いただければと思います!


海沿いの街を旅する香里(福地桃子)と健流(寛一郎)は、恋人というより、どこか家族のようだった。だが入籍が近づいたある日突然、健流は自ら命を絶つ。お互いにとって一番の理解者だと信じていた香里はショックを受け、健流と出会う以前のように他人に心を閉ざす。そんな中、香里は健流の親友であったという作家・中野慎吾(中川龍太郎)を思い出し、彼の元を訪ねる。健流の知らなかった一面を知るために、ふたりは街を巡り    

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まず、私は恋愛体質なので、正直「アロマンティック・アセクシュアル」?の、恋愛できないだとか、不感症みたいなところとかが全然よくわからないんだけど、「普通ではないこと」に苦しくなってしまう気持ちっていうのはめちゃくちゃあって。

トークショーで、それに対して言及もしていて「トランスジェンダーやみたいなところに重きを置いて作った作品ではなく、ただの、最初のシーンの通りに、マフラーを落として拾った香里にたまたま焦点を当てただけのストーリーで、もしあなたがマフラーを落としたのがあなただったらあなたが主人公だったかもしれない」的な感じで作られているらしい。

(分かりやすく伝えるためと、記憶が残ってないので補完あり)

 

実際にそれはそうだと思う。そのような描写というか、誰にでも当てはまるようなことを、たまたまこの人がピックアップされた映画になっているだけって言う感じなのはすごい伝わってきました。

好きじゃない人に性欲向けられる気持ち悪さって、別に恋愛感情がない人に限らず起こることだと思うし。

 

誰のことも好きになれないけど、誰かのことが好きになれるかもしれないって思って、合コンに行ったりとかって言う気持ちもすごいわかるし、親と仲良くないっていうのもすごいわかるし。いろんなことに期待しちゃうんだよね。

 

それでトークショーにも行ったんだよね。そしたら普通に女の人と結婚してるから「あー…」ってなっちゃったんだよね。

 

で、そんな時に、たまたま悩みを抱えた人と巡り会えたから結婚を決めたんだよね。

 

でも、自分の中で苦しくなっちゃったんだよね・・・

 

死ぬことなかったんじゃないのかなって思うけど

それは他人だからそう思うだけで、自死する人の気持ちってその人にしか分からないんだよ。

わたしはたまたま死ぬ勇気がなかっただけで、たまたま生きちゃってるから、自死を選択できた人に「お前に何が分かるんだ!」って言われたら、はい、おっしゃる通りです…としか言えないです。

 

仲が良いからこそ言えないこともきっとあるんだと思うんだけど

私はこのレビュー見てもらったらわかると思うけど、思った事は結構ズバズバ言ってしまうので、ああいうふうに思いやりを持って接することができててすごいなぁって思ってしまうし。

好きな人をただずっと好きでいられるのも才能だから、うらやましい気持ちもある。

 

私は元カレのこと、一生忘れられないと思うし、一生あの人よりも、ものすごーく素敵な人には巡り会えないんだろうなぁって思ってるけど、それでも、じゃあ思い出して性欲湧きます?とかキュンキュンします?って言われても、全然しないもん。

(なんでそんな人と別れたの?という疑問に関しては、誰に話しても「そんな男別れて正解だよ!」と言われるほどにひどい人で、付き合って2週間で音信不通になって捨てられたから、としか言えないのですが)

 

彼にとっては小説があるから、いつも心の中にいてくれたとかっていうのがあるかもしれないけど、あんな何年も、関わってなくても想っていられることって、めちゃくちゃすごいことだよね

男の人でも売春みたいのあるんだね、って思った

相手の男の人、結構イケメンそうだったし、ちゃんと男の人好きになれそうな相手だったけど、探せばいるんだろうけど、やっぱり上書きできなかったんだろうね

すごく好きになれた人よりすごく好きになれる人を探すのって難しいよね

メンヘラすぎて、重たいってよく振られる私でさえ10年以上同じ人を好きでいられる自信も実績もないもん

でも、誰に言っても「そんなひどい人のどこがいいの?」って言われるような人でも、私にとっては(付き合う前は)すごく素敵な人だったし、比べちゃうし。

また失恋したくないから、なかなか気軽に恋はできないし、年齢を重ねれば重ねるほどこだわりも強くなるし、相手から求められないことも増えていくし。

出会えば出会うほど、やっぱり好きな人が好きなんだって、思わされるのめちゃくちゃしんどいけど、めっちゃわかるなぁ…

 

相手も相手で俺のせいで殺してしまったんじゃないかみたいな自責の念に駆られたりもするだろうし

お母さんがお母さんだから、生きるのも辛かっただろうし

この人となら生きていけるかもと思って、パートナーとして結婚を選んだのに死んでしまうなんて実感もわかないし喪失感すごいだろうしそれなのに相手を思いられる発言だったりとかってめちゃくちゃすごいと思う。

 

そしてまさかの後輩ちゃんのあの感じはマジでびっくりした。

びっくりしたけど、めちゃくちゃ辻褄が合うなって思ってしまった。ただの先輩・後輩の間柄で「死ね」なんて普通は言わないのに…過激派か?ってめっちゃ思ってた。

どんなに仕事ができて、友人関係に恵まれたりしてても、ひとりでいるのって寂しいものなんだね。メンヘラだから、ひとりでいるのが寂しいんだって思ってた。

パートナーの趣味を1人で続けていくっていうのもすごい苦しいことだと思うけど、それは習慣化できてるっていうのもそれほどまでに信頼を置いて一緒に過ごしてた大切な人だったっていうのも伝わってくるし

あんまりやってる劇場がないからなかなか出会う人が少ないのかもしれないけど、もう少し知名度があってもいいんじゃないかなぁって思う作品でした。

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